○「活性酸素を中心にフリーラジカルとは?」(ジャムシディJ)
活性酸素が有害であるという意見が前回例会で出たので、専門的視点から調べてもらいました。
結果だけを記すと、<有害>は、DNAの破壊、アミノ酸の酸化、不飽和脂肪酸(細胞膜破壊)、酵素の酸化である。
<有益>は、対内防御機能・止血、ミトコンドリアが活性化し抗酸化物質が増加し、老化が起こらず逆に寿命が延びる(運動、糖質摂取制限がそれを促進する)。それゆえ、抗酸化物質の取り過ぎ(ビタミン剤やサプリメントの多量服用)は老化を助長する。
討論では、活性酸素を一方的に有害とするのは慎重にせねばならない、要はバランスであろう、という意見が出ました。
○瞑想とは何か、ヒーリングとは何か
まず参加者がどのような受け止めをしているかを出し合いました。
「瞑想で到達する究極の境地と、ヒーリングでいう究極の一者は同じと言えるのか。瞑想で達する真の究極は、まさに「無」の境地と言えるもので、個々のヒーリングの具体的課題に応答するようなことないのではないか」(2名)、
「他者の力でヒーリングをして問題を取り除くというのはよいことなのだろうか。あくまで自分が日々の生活を通して気づき、自分の中から行うのが良いのではないか」、
「潜在的に自分のなかにある病気について、自分ではどうしようもない時に他者から知らされることは良いことではないか」、
「整体、瞑想、ヒーリングは関連していると思う。西洋風、東洋風など接近のしかたは多様であるが、トランスパーソナル(ウィルバー)な視点から共通点を探りたい」、
「ヒーリングにおいては、その時に依拠する高次意識実体がそれぞれのヒーリング法においてそれぞれ存在(複数)し、それらの実体の間に一定の緊張関係がありそうである。そういう意味では真の究極はさらに高次のものであろう」(2名)
「<統合健康>というテーマに取り組んでいるが、4要素(生物(身体)、精神、文化、世俗社会)を内面的にも発展させることが統合ヒーリングに通じるのではないか」。
以上のような意見が出ました。
いろいろ討論されました。(イエスらの聖人が行ったであろう)真の最高意識実体へ到達することによって行うヒーリングについてその可能性を引き続き探索し
たい、ヒーリングはいろいろと成果を挙げているのであろうが明確な形で症例的に示していくことが大事である、などの意見が出ました。
福島原子力発電所事故が人類に投げかける問題群、岩崎