サーカーは、「宇宙の富のすべてが生きとし生けるものの共有財産であるとするならば、あるものがぜいたくにふけり、あるものが食べるに事欠いて徐々に衰弱し餓死していくというようなシステムをどうして正当化できるであろうか」という根本的問いを発し、「プラウトは、生活に五つの最低限の必需品があると考える。@食べ物(飲料水も含む)、A衣服、B住居(下水設備とエネルギーを含む)、C医療、D教育、の五つである。追加的な必要性として、地域交通手段と灌漑用水である。ネオヒューマニズムによれば、これらは、市民権(シティズンシップ)を越えた生得の権利である」と言っている。その権利の実現の上に、「あらゆる人、あらゆるものを、至高の意識の表現として敬意をもって取り扱うこと」が目指されるのである。

EMの技術

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サーカー  プラウト(進歩的活用理論)

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私たちが人を見る時、まず、姿・形が目に入ります。接してみるとその人の感情や心が伝わります。しかし、それだけでなく私たちはその人の人間性や精神性のレベルがあることに気づきます。だから、人間は三層からなります。第一層の肉体、第二層の感情や心に対して、第三層として精神性(スピリチュアリティ)が実際にあることを見いだします。

6. 環境の保全

4. 資本主義の問題性とその克服

8. 整体、ヨガ、瞑想の世界

表現アートは太古から存在しています。現代社会に必要な統合とバランスをもたらすためにそれが再び生まれ変わったのです。その昔、踊り、絵画物語は十分に機能し、それが創造的であるための大切な要素だということです。表現アートセラピーは、守られた環境で多様なアートを用いて、成長と癒しを促します。 自分を表現するなかで、真実の自分に触れ今まで無意識の隅に追いやっていた自分と出会い、それを自分の意識に統合するプロセスが生じます。自分が本当に感じていることに気づき、自分の感性、生き生きした感情、からだの感覚、みずみずしい生命の流れなどを取り戻すプロセスです。そして表現とは閉ざされた作業ではなく、世界と交流し、世界を発見し、それを他者と分かち合う行為です。

(1) 表現アートセラピー

(3) 瞑想

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カール・マルクス(1818~1883)は、資本主義がもたらす社会矛盾をみすえながら、『共産党宣言』(1848)において共産主義(コミュニズム)への実践的方向を示し、『資本論』(第1巻は1867)において貨幣が資本へと転化し「自己増殖」を遂げていく過程を分析した。ソ連邦崩壊(1991)によって注目が弱くなったが、今日の世界恐慌のなかで資本の論理を解明した業績は、あらためて再評価されている。

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ラズロ     進化の理論

ウィルバーは進化を前進的または進歩的と考える。ウィルバーは進化論では現実の構造の深さに意味を求め、自分のことを進化論者より深化論者(depthist)と呼んでいる。現実の深さはコスモスの各領域(物質身体、知性、精神性)それぞれにおいては意味が異なるが十分に検証可能と考える。物質身体領域では分子より細胞が、農業社会より産業社会のほうが進化(深化)的であり、知的領域では科学合理的な分析が神話・宗教的なものより進化(深化)的であり、精神性領域では合理性より統合的またはホリステイックなアプローチのほうが進化(深化)的である。

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ウィルバー    ホロンと進化の理論

 人間存在は、物的側面,知的心理的側面、スピリチュアリティな側面の三つをもっています。物的側面での進歩とは、交通の発達に例をとれば、自転車、自動車、飛行機、ロケットとなります。サーカーはこの側面での進歩を支持しますが、人間の幸福の見地からは物的進歩は相殺されてプラス、マイナスゼロとなると考えます。また知的側面でも進歩はマイナスを含んでいます。知的発達を遂げた人ほど精神の病の確立が高くなり、この側面でも進歩は相殺されると考えます。サーカーは、物的側面、知的側面の進歩の必要性を認めますが、上記のような限界をもっていると考え、無限につながるスピリットの領域にこそマイナス面のない進歩があると考えます。

サーカー  進化の理論     

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 アーサー・ケストラーが創り出した言葉。ホロンという言葉は、hol=全体)とon =部分)からつくられています。この世に存在しているすべては、『部分/全体』からなりたっているという意味です。一個の全体である原子は分子の一部分であり、全体としての分子は細胞の一部分であるようなありかた。あらゆる存在はホロンである。

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ウィルバー ホロン論

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サーカー  プラマ論

ウィルバー    

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5.人間の苦悩と解放

2.ホロンとプラ    

(2) ヨガ

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サーカー  苦悩からの解放

 プラマとはバランス、すなわち「平衡と均衡」を意味します。
絶えず変化する三方向の力があり、その三方向が三角形(トリコナ)を造っているとイメージしてください。小さなバランスのとれた三角が、中くらいのバランスのとれた三角を組み立てており、その中くらいの三角がバランスのとれた大きな三角を組み立てます。三方向は絶えず変化しますから、この場合は小さい三角における微調整でバランスが維持されます。ところが、中小の三角のバランスが崩壊している上に大きな三角があったとすれば、三方向の力は絶えず変化するわけですが、大きな三角の崩壊の時に莫大なダメージが生じます。これが今日の地域経済を破壊して進んできた自由競争グローバル経済の破綻によって世界中が大きな打撃を受けている理由です。小さい三角からバランス(プラマ)を築いてゆくことが大切です。

人間は、物質・身体と心そしてスピリット()の3つから成り立っています。物質・身体の領域を探求するためには「肉の目」、知と心を探求するためには「知の目」、スピリット()を探求するためには「黙想の目」が必要です。人間を全体的に包括的に理解するためには、この3つの質の違うタイプの知のバランスが大切です

9. ヒーリングの世界 

3. ホロンと進化の理論

コーテン 『ポスト大企業の世界』

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ラズロが宇宙の三領域(物質・生命・精神)の諸実体を開放した系(システム)として捉えシステム同士の相互関係の中でシステム内部の変化を進化の担い手と見ている。熱力学の第二法則を用い進化の機序を説明する。ラズロの意見では進化が常に可能性であり、決して運命ではない。予測できないし、起こったとき非可逆的であり、跳躍な性格を有する。進化の非局在性、全一性または一貫性(コヒーレント)が「真空」の場においてのみ可能と考える。

(1) アン・ブレンナン 『光の手』

ヒーリング・タオ・システムの開発者で、ニューヨークのヒーリング・タオ・センター理事。中国古代の道教がまだ非宗教的だった頃のタオを現代的に復活させた自己ヒーリングである。自分の内蔵に意識の光をあてる内笑瞑想法、あるいは、身体中央前後の経絡を意識する小周天瞑想法は、非宗教的な誰にもできる瞑想法であり、私たちもここから学ぶものは大きいと考える。関心がある人は、USSFヒーリング部会の次のページをクリックください。http://www12.ocn.ne.jp/~kitsumi/healingbukai/ishikirishibumokuji.html

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10. 文化と芸術の世界

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(1) 整体

宇宙と世界がホロン的な構造をとっていれば、どの次元にも秩序だった平和な世界が存在するはずである。しかし、そうであればどの次元にも対立、矛盾、運動というものが生まれてこない。二元的な分裂が運動を引き起こすのである。われわれの現実の社会や人間において対立や抗争が渦巻いていることは周知のことである。ウィルバーは、初期の著作『意識のスペクトル』で、人間が二元的分裂のなかに置かれていく過程を考察している。自然からの身体的自立(原初の二元論)、身体の生と死への分裂(第2の二元論)、精神の肉体からの自立=知・象徴の世界の成立(第3の二元論)、精神の内部の分裂=仮面と影(第4の二元論)を説いている。この二元的分裂は幻想(マーヤー)とも言えるが、これを克服してこそ、人間は永遠無限=究極存在への還帰を高いレベルで果たすのである。

いくつかの種類の微生物が創り出す抗酸化物質が人間や動植物の細胞を活性化し、有害物を無害にすることが発見されました。これを土壌、水質、産業、家庭において活用する技術をEM技術といいます。 「その地域の生物多様性と危機にある種は保護されなくてはならない。汚染規制が厳格に定められ、実施されなくてはならない。汚染とゴミの削減のために技術を駆使しなければならない。」(『資本主義を超えて』P216)これは19999月にベネズエラが憲法草案をつくっていた時に、プラウティストが世界憲法の土台として役立てられるよう、その改革案を文章化した「普遍的な権利10項目」の4番目です。有用微生物を活用するEM技術はこの項目を推進するために必要な技術の1つといえます。最大の利点は、低コストで、持続可能であることです。さらに住民参加型で地域の自然環境の向上に資する道具です。これらの技術の普及と向上のために、環境NPO 「よみがえれ!大阪の森・川・海、協議会」を立ち上げようとしています。

人間の苦悩は、心が体験しています。しかし、その原因を一つに絞ることばできませんが苦悩は三つの領域からやってきます。一つは、経済的社会的領域からやってくる苦悩です。職場を解雇されたり、不正規の不安定雇用であったり、職場の人間関係に悩んだり、人間として正当な扱いを受けなかったりです。汚染米など病を引き起こすものを食べさせられて身体の病になったり、過重な労働で過労死してしまうのも経済的領域からやってきています。二つ目は心理的領域からやってきます。今、何も苦しむ必要がない場合でも、過去の記憶に苦しむ時、その苦悩の原因は、心理的領域に起因しています。三つ目は、スピリットの領域、すなわち心の深い層(一般の言葉で無意識の層)からやってくる苦しみです。ブッダなどが説いた宗教は、2と3からの解放を論じます。マルクスが説いた社会主義理論は、1の苦悩の解放を論じます。P.R.サーカーは、三つの領域での人間の解放を論じました。

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オシュマン エネルギー医学

 エネルギー・メディスンの開発者で、一万人をヒーリングしただけでなく、合衆国、ヨーロッパ、オーストラリア、南アフリカ、ニュージーランド、南アメリカで講習活動を行いエネルギー・ボディとそのヒーリングを教えている。彼女は生まれながら、経絡やチャクラやオーラなどのエネルギー・ボディが見えています。思春期になるまで人間なら誰もが見えるものだと思っていた。アンブレナンには、オーラーが七層の深みをもつように見えるが、エデン・ドナは、チャクラに七層の深みを見る。大学の心理学研究者の夫とともに書いた『Enegy Medicine』には、彼女が見ているエネルギー・ボディの仕組みが詳しく書かれている。彼女に見えるメリディアンは、漢方で言う経絡とまったく同じものである。経絡トレーシングの彼女の教える手法は、主要経絡を覚えたら、誰でも簡単にできて自分の健康に役立つと思われる。

(3) ドロレス・クリーガー  セラピューティック・タッチ

主な思想

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ニューヨーク大学の名誉教授。誰でもできるハンド・ヒーリングであるセラピューティック・タッチを研究・開発した。それは全米100を超える大学で教えられ、世界75カ国で学ばれている。ドロレス・クリーガーは、アンブレナンやドナ・エデンのような特別の能力があるわけではない。彼女は、誰でもレッスンすれば、手の超感覚知覚が発達すると考える。

1. 人間は三層からなる存在である

ウィルバー ホロンの破れ=自己の二元的分裂

エネルギー医学=振動医学(波動の医学)=生物物理学:生体の機能を量子物理学的なアプローチで理解し説明するという学問である。通常、生体の構造(分子、細胞、組織、器官など)と機能(生物性的な、精神性的な)がニュートン運動法則に基づいた物理学や生化学や生物学により説明される。今までの科学 「機械論」 的なアプローチでは説明できなかった「生命力」、「治癒力」(生理的調和又は体内時計=神秘的な生体のコミユニケーション)をエネルギー概念(生命論)の応用により説明できる試みである。または部分論に対して全体論的な主張の試みである?

 整体にはいろいろな流れがありますが、身体の筋肉、骨などを物理的に調整しがら、気の流れを正しく導いていきます。とくに腰椎の5つの椎骨には人間の基本的な動き(前後、左右、ねじれ、開閉、上下)を統御する機能があります。まず正しい歩き方をすることによってこの5つの基本的な動きが調整されます。また、人間の身体の中には地球生物の進化の各段階(魚類、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類)の身体機能が眠っています。それを活性化することによって素晴らしい身体能力が開発されます。こうした新しい整体法は、新大阪健康道場の津田師によって開拓されています。詳しくは次のHPを見てください。  http://homepage3.nifty.com/meuto/

「ヨガ」は、「つなぐ」という意味です。有限の小宇宙の心を無限の大宇宙の心につなぐことです。 すなわち「私たちの小さな心を無限大の大きな心に拡張してゆきましょう。そのために、肉体、心、スピリットの三層のバランスを整えてゆきましょう」ということです。肉体については、アサナとムドラというストレッチ運動のような肉体のワークをします。バランスのとれた心は健全な身体に宿ります。肉体ワークだけではなく、食べ物も野菜など健康的なものにするように気をつけます。しかし、私たちUSSFのヨガは、本来の趣旨にそって、心を無限大に拡張させてゆくことをめざすレッスンを組み込んでゆきます。

 系統的な瞑想レッスンは、ケン・ウィルバーの「黙想科学」、サーカーの「直観科学」の手段としての心を作ってゆきます。自然科学や社会科学は、実験、観察、収拾によって得られたデータにもとづいて対象への認識を深めてゆきます。人文科学は、人の心の内側が、言語その他の手段によって表現されたものによって対象への認識を深めます。 瞑想を長く継続してゆくと次第に心の池の表面の大きな波が中くらいの波、小さい波になり、最後に鏡の表面のように波のない心になります。大きな波の時、そよ風はキャッチできません。鏡の表面のようになった時、この宇宙には心地よい微細な波もあることに気づきます。継続的瞑想レッスンは、私たちの心を、このコスモスをより深く認識する道具に変えてくれます。USSFはそのような非宗教的瞑想レッスンのやり方を開発してきました。

(2)ドナ・エデン  『Energy Medicine』(エネルギー医学)

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7. 医療の世界

 デヴィッド・コーテン氏は、アメリカ政府の経済政策を推進する立場で30年間以上、中米や東南アジアで経済開発を指導してきた経済学者であるが、自分の進めてきた経済政策が、地域の人々の生活、環境を破壊し、苦悩に追いやっている原因であることに気づいた。そして1980年代半から、民衆中心の経済発展を訴えるようになった。そして著書『グローバル経済という怪物 人間不在の世界から市民社会の復権へ』ではアメリカ経済がいかに人々を苦悩においやっているかを具体的に描き、『ポスト大企業の世界 貨幣中心の市場経済から人間中心の社会へ』では、経済民主主義を中心とした資本主義社会を超えるビジョンを提出している。

マルクス  資本主義と社会主義

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(4) マン・タクチャ   『タオ・ヒーリング』

 NASAに勤める物理学者でしたが、カウンセラーに転身し、今日、アメリカの著名なヒーラーとなっている。1992年、米国・国立衛生研究所「エネルギー構造療法」委員会、副委員長。彼女は、人間の身体だけでなく、レッスンの中で心の層としてのオーラーの層が実際に見えるようになった。身体内部の患部もレントゲン写真と同じ正確さで見えている。日本で言えば、いわゆる「霊能者」にあたる人かもしれないが、その著書『光の手』では、物理学者としての知見のレベルで語ってくれているので、私たち普通の人間が読んでも心の仕組みなど学ぶべき点が多い。